フィンランド旅行記 vol.1 ~自宅から空港、出発まで~

 

2023.12.28(Thu)

 

12月は体調を崩していて、日本を発つには一抹の不安があった。

職場の人には「あのときの発熱も、あのときの点滴も、フィンランドに行くためだよ!大丈夫!」と背中を押してもらい、荷造りも当日ギリギリまで行ってなんとか出発当日を迎えた。

 

7年前のウィーンのときは旅行会社との手続きをサボっていて、ダラダラしていたらニューイヤーコンサートのチケットが安い席からどんどん売り切れ、旅行代金がかなーり上がってしまい反省。。。

今回は社会人6年目のプライドを賭け、迅速な手続きを心掛けた。

 

思えば海外旅行は実に4年ぶり。コロナ禍になってからは初めての海外。

海外旅行に必要なものや飛行機の乗り方、心構えまで何もかも忘れていた。

まあ父もいるし大丈夫だろうと、このときは父に全信頼を置いていた。

 

 

22時頃羽田発のチケットにもかかわらず、14時に父からラインが。

「もう着いてしもうた」。いや早すぎるだろー!さすが浪花のせっかち親父・・・

私は18時頃に着く電車で羽田へ行こうとしていたけれど、謎に急かされ予定の2時間前に急遽出発することに。

 

羽田への電車に揺られていたそのとき、ハッと忘れ物に気づいてしまう。

毎日飲んでいる常備薬。鎮痛剤や胃薬やわんさか薬を持ってきたのに、なんでよりにもよってその薬を忘れてしまったのか・・・久々の海外旅行への不穏な幕開けを感じた。

一週間以上その薬を飲まないのはかなり不安ではあったが、まあなんとかなるだろう!と強行突破することを決断した。先に結末を言うと特に大きな問題はなかった。

 

空港にて父と合流。AirTagを設定し、とりあえず出発前に何か食べようと席を立つ。

私はラーメンが食べたかった。恥ずかしながら週に2,3回はラーメンを食べる生活をしていたので、これから一週間も食べられないとなると、名残惜しかった。

しかし父と相談してうどんになった。同じ麵類だしまあいいだろう。

有名なうどん屋のようで、列ができていた。並ぶかどうか迷うところだけれど、なんせ私たちには時間がある。むしろ時間を潰さなければいけない。並ぶことにした。

しかしそこまで待たずに席に案内され、嬉しいような虚しいような複雑な気持ちになった。

メニューを見るとかなりうどんの種類があり、選ぶのに時間がかかった。

私はとにかくラーメンっぽいものが食べたかったので、担々麺みたいなやつにした。麺の太さも細麺を選び、よりラーメンに近づけた。

ほどなくして料理が出てきたが、うどんのボリュームに対し器がめちゃくちゃでっかくて父とクスクス笑った。

申し訳ないがその器のインパクトが大きくて味はよく覚えていない。

 

そこから本屋とかでなんとか時間を潰して、ようやくチェックイン。

そうそうこうやってやるんだったな~となんだか懐かしい感じ。

手荷物検査を通過したあとのことはよく覚えていない。きっと何事もなく飛行機に乗れたのだろう。こうして13時間の空の旅が始まった。