2023.12.29(Fri)
飛行機のなかではほぼほぼ寝ていた。
13時間も乗った実感はなかったけれど、腰の痛みが長時間のフライトを物語っていた。
ヘルシンキに到着したのが4時ぐらいだったと思う。
お腹が空いていたので、空港のカフェに入る。
台湾のときは1日1タピを目指していたけど(もちろん無理だったけど)
たかが空港のシナモンロールだけど、初めての本場のシナモンロールは、おっきくて、めちゃくちゃ美味しく感じた。
そこから乗り換えてサーリセルカに向かった。
1時間半くらいあったと思うが全く覚えていない。
イヴァロ空港到着。
8時半だけどこの通り真っ暗。
ここからサーリセルカまでは、旅行会社を通して予約済みのエアポートバスに乗る。
乗車して出発するかと思いきや、運転手さんから代金を請求された。
え、もう払いました・・・オールレディ!ペイ!と言ったけど、フィンランド語らしき謎の言語でまくしたてられ、バウチャーも見せたけど効果なし。しょうがないから払うことにした。
そこから30分くらい、バスに揺られていた。
朝なのに日が昇らず暗ーいなか、ただひたすら雪道を走っていた。
気づいたらサーリセルカに着いていた。
今回泊まるホテルにバスが止まり、父と二人で降りた。
ガイドさんが外で待っていてくれた。このガイドさんには後々とってもお世話になる。大手のツアーとかではなく個人旅行なので、とっても手厚くて良かった。
「お疲れ様でした、エアポートバスで代金払っちゃったんですよね?」
話が早い・・・私は代金を払ったのが納得いかなかったもののどうしたらいいかわからなかったので、とりあえず旅行会社にメールを入れていた。それがもう伝わっていた。
自ら間違えて払ったのではなくしつこく請求されて・・・と話したらそれはひどいですねーと同情してくれた。
「あとで現金でお返しします、帰りは絶対払わないでください!」と言われた。
そんな一悶着もあったが、ひとまず無事に到着して良かったー。
チェックインまでは時間があったので、荷物をホテルの一角に置いてから、ガイドさんがサーリセルカを案内してくれることになった。
サーリセルカは小さい村なので、30分くらいあれば何となく回ることができた。
オススメの飲食店やお土産屋さんを紹介してもらいながら大体の土地勘を把握できた。
このときはたしか-15℃くらい。寒いけど、ちゃんと防寒すれば大したことなかった。寒さで顔が痛くなるのは我が故郷で慣れていた。
「絶対に食べてほしいスープがあって。丘の上なんですが・・・」
「え、今から行きたいです」
「ほんとですか!?じゃ一緒に行きましょー!」
ということで昼食の場所も決まった。
ホテルに戻って一息ついたあと、丘の上行きのバスに乗った。
バスのチケットは5€で、一回買ったらその日は乗り放題というものだった。
あたり一面の雪景色。坂道をぐんぐん上って、「カウニスパーの丘」の上に着いた。
サーリセルカのモニュメントがあったので撮影。父と一緒にも撮ってもらった。
早速お店に入り、食事をオーダーする。
「ここのサーモンスープは絶品です・・・!」とガイドさんがワクワクを隠し切れない様子で話してくれたので、サーモンスープは注文することに。
それと、クラウドベリーという、ラップランドでは有名な黄色のベリーのケーキがあることも教えてくれた。
ほどなくしてスープが到着。頼んだものがこちら。
めちゃボリューミー!スープは父と1つをシェアすることにしていた。
サーリセルカ初の食事、たしかに北欧のサーモンって有名だけど・・・
煮込んだサーモンってぼそぼそしてあんまり好きじゃないんだよなー。
そう思いながら一口食べてみた。
・・・!思わず目を見開いてガイドさんのほうを見た。
「美味しいでしょー?」とガイドさん。
びっくりした!サーモンは柔らかくてほろほろで脂が乗っているけど、スープはあっさりしていて、ディルも効いている。これはめちゃくちゃ美味しいやつー!
無口な父は何も言わないけど、スプーンの進みからして大満足のご様子。
クラウドベリーはプチプチしていて、食感はラズベリーのような感じ。味はラズベリーより酸味が効いていたと思う。
併設のお土産屋さんを見て、幸せな満腹状態でお店を出た。
丘を下るバスの時間までまだ余裕があったので、周辺を歩いてみた。
展望台があったけど、あまりにもアナ雪の城すぎた。
丘の上からバスに乗り、再びホテルまで戻った。
チェックインまではスーパーで買い出しをしたり、ホテル内のソファーで休んだりした。